
病気の視点から書かれた進化学書
本書の中心となっているのは病気の解説よりも、病気はなぜあるのかという視点から見た人類と生物の進化である。書店でも医学ではなく進化学の本棚におかれるべきだろう。
内容は興味深いのだが、新書で一般向けに書かれているだけあって踏み込みが足りないとかんじた。冒頭で進化について分かりやすい解説があるので、詳しくなくても読むことができるが、果たしてこのタイトルを見て進化について知りたいと思う人が買うだろうか。
病気について究極的な要因、進化的な要因が説明されているが、本書を手にする人の多くはそんなどうしようもない要因ではなく、もっと直接的な(努力でなんとかなるような)原因を知りたい人が多いのではないだろうか。
ちょっと紛らわしいタイトルなのは問題あり。しかし病気に興味を持っている人を進化学に誘い、知識や理解を深める役にはたつかもしれない
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